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バトルプリズン プリズンヘッド:BB5(co330413) ここはポケモン監獄『バトルプリズン』 思った様にポケモンを出せないプリズンルールを適用して戦ってもらおう。 もちろん・・・負けた場合は監獄送りだぞ? 施設ルール紹介 【基本ルール】 3対3シングル。 ポケモン、道具、眠り、凍り重複は無し。 本家トレインに参加可能ポケモンのみ出場可。(伝説、幻のポケモンは出場不可) 600族、準伝説ポケモンをパーティに加える場合は合計1体まで。 「こころのしずく」を持たせることはできない。 反動ダメージで両方のポケモンが同時にひんしになった場合、技を撃った方の勝ち。 自爆系の技、道連れ等によって両方のポケモンが同時にひんしになった場合技を撃った方が負け。 【プリズンルール】 見せあい時点で相手の出場ポケモンを縛るバトルプリズン特殊ルール。 1. プリズン送り 見せあい時点でお互いに相手のポケモンを1体選択。 ポケモンの選択は挑戦者→ブレーンの順に宣言する。 そのポケモンはバトルに出場することができない。 2. プリズンブレイク その後残り5体からさらに2体を相手に選択してもらい、プリズン送りにすることで 先にプリズン送りだったポケモン1体を開放し出場可能ポケモンに復帰させることが出来る。 プリズンブレイクするかしないかは挑戦者→ブレーンの順に宣言する。 もちろんプリズンブレイクした上で、開放されたポケモンをあえて選ばないことも可能。 獲得BP表 勝利 ⇒ 4BP獲得 敗北 ⇒ 1BP獲得 プリズンブレイクして勝利 ⇒ 8BP ファーストダウン ブレーンのポケモン1体を先に「ひんし」にさせた場合 ⇒ +1BP (自爆系の技でブレーン自らひんしにさせた場合も適用される)
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ロープが投げ下ろされる。 時間がない─── 憂「お姉ちゃん。私はお姉ちゃんのこと大好きで大好きで、お姉ちゃんがこんな場所にいるってだけで死んじゃいたいぐらい胸が締め付けられるの」 唯「そんなの私だって…」 憂「ううん、違うの。お姉ちゃんには軽音部のみんながいる。私がいない分の寂しさだって埋めてくれる」 唯「そんなことないよっ! 私の心の憂の場所は…憂じゃないと埋まらないんだからぁっ!」 憂「泣かないで、お姉ちゃん。きっとまた会えるよ」ニコッ 唯「やだよ…やだよ憂っ!」 憂「純ちゃん。少ししかお話出来なかったけど、私純ちゃんの友達になれたかな?」 純「友達どころか大親友だよ…憂っ」だきっ 憂「ありがとう…純ちゃん」 憂の瞳から涙が零れ落ちる。 憂「二人とも早く行って。じゃないと私のやって来たこと、意味がなくなっちゃうから」 唯「ういいいい…」 純「唯さん…行きましょう! 憂の気持ちを無駄にしちゃ駄目です…!」 純はロープを強く、しっかりと持つ。 憂「お姉ちゃん、帰ったら大好きなアイスいっぱい食べてね」 唯「アイスなんかより憂がいいよぉっ!」 憂「唯、お姉ちゃんでしょう! 私の大好きなお姉ちゃんは…! 怠けてもいつまでも駄々はこねないよ!」 唯「憂…」 憂は唯にロープを渡す。 憂「またね、お姉ちゃん」ニコッ 唯「う…」 その瞬間、力強くロープが引き上げられた────。 憂「行っちゃった…。」 さてと、私は最後の仕事をしないと。 いくらサーチライトが消えて暗くなってると言っても壁の上に立って色々してたらバレちゃうかもだしね。 小屋に戻れるかわからないけど確か灯油があったはず…あれで火をつけて注意を惹こう。 逃亡のお手伝いにもなる筈だ。 見つかれば私は二度とここを出られないだろう…それでもよかった。 お姉ちゃんが無事ならそれで…。 ───── 看守「────!」 看守「──!」 憂「駄目か…」 もう小屋にまで手が回っている。さて、どうやって気を惹こう。 こうなったらどこかで武器になるものでも拾って暴れようか。 しかし武器になるようなもの… 姫子『────』 憂「あっ…あれがあった」 草影に隠れながら出てきた場所、診察室に戻って来た。 広い中庭をカバーするためにほとんどが出払っているのだろう。まさか中に戻るとは思ってないのか診察室の窓は開けっ放し、辺りは伽藍洞だ。 サーチライトが未だ復旧しておらず、警察も来てないことから先輩達の計画が上手くいっていることがわかる。 診察室を一通り見た後、中に入り、武器になりそうなものを物色する。 和「あなた……」 憂「しまっ…」 ちょうど死角なっていたベッドのカーテンの中に人がいた。しかもここでは一番会いたくなかった人が…。 和「……」 憂「看守の人を呼ぶんですか…?」 和「そうね、そうしなきゃいけないわ」 和「まさか本当に脱獄するなんて思わなかったわ。おとなしそうな顔してやることはやるのねあなた」 憂「……期待を裏切ったみたいですみません」 和「全くよ。私が逃がしたんじゃないかって疑われたわ。ただガムの詰めた後を見て疑いは晴れたけどね」 憂「ご迷惑をおかけしました…」 和「……。お姉ちゃんの方は逃げたの?」 憂「…はい。」 和「他に逃げたのは?」 憂「…言えません」 和「…そ。」 和は赤渕眼鏡を外し、憂の肩に手を置いた。 和「あなたは何もかも背負いすぎよ。こんな小さい肩に…そんな重たいものばかり背負ってちゃ壊れてしまうわ」 憂「…これでいいんです。私が選んだ道だから」 和「でもこのままじゃあなたは一生お姉ちゃんと会えることもなく一生を終えることになるわよ? こんな冷たくて寒い、獄中で」 憂「お姉ちゃんが無事なら…」 和「お姉ちゃんが無事でもね、そのお姉ちゃんはずっとずっとあなたのことで悩むわ。私のせいで…って。二人の人生はもう…壊れてるのよ」 憂「そんな…ことないっ!」 和「賭けてもいいわ。彼女はあなたと同じことをして助けようとする…か、またここに来てあなたと共に暮らす。次はもっともっと重い罪を犯してね」 憂「そんな…じゃあどうしたらよかったんですか!? 私は…私は…」 和「自分を捨てちゃ駄目。その時自分自身はなくなるわ…」 憂「自分を…?」 和「そう、あなたはまだ生きてる。そしてお姉ちゃんも。片方が欠けたら死ぬというなら…二人とも生きなさい! そして償いなさい、自分の犯した罪を。長い人生を賭けて…」 憂「それって…」 和「あなたは何も関係ない、熱が酷かったからここに連れてこられて寝ていた。いいわね?」 憂「えっ…」 和「あなた達みたいな姉妹みたことないわ。私はね、きっとあなた達が好きなの。一人が一人を、何よりも尊重し合うあなた達が…人間のあるべき姿だと思ったから。助けなきゃ、私が人を助けてきた意味がなくなるわ」 憂「いいん…ですか?」 憂「また…お姉ちゃんと会って…」ポロポロ 和「えぇ。あなた達はずっと一緒にいなさい。ずっと……」 ───── 姫子「ったくどこまで続いてんだよこの穴!」 もう結構歩いたのにまだ出口につかない。 姫子「つーか暗いくて見えないっての。はあ~まあ脱獄出来たらまたオシャレして玉の輿でも狙おうかな。さすがにもうあそこは飽きたや」 ドンッ 姫子「あいたっ。何よも~…行き止まり? 嘘でしょ~…?」 道を見落としたのか、姫子はため息をつきながら引き返す。 姫子「……明かり」 遠くに明かりが見える、それは段々近づいてくる。 多数の足音と共に─── 姫子「唯達かな…。さっきはあんなこといって追い払っちゃったけど……やっぱり心配して来てくれたのかな」 「────!」 「───!!」 姫子「違う…唯達じゃない…」 看守にバレたの? まさか…嘘でしょ…? 姫子「ふふ…憂って子に嵌められたかしら」 でもここで捕まったら終わりだ。何もかも終わり。 私は懐からメスを取り出し構える。隠れる場所はない。先手必勝、私は明かりに向かって駆けた。 こんな狭い道に何人も来てるわけない…! 更に同士討ちを怖がって銃は使い難いはず。 内側に入り込んでメスで…! 看守「お、おい!」 看守「うわっ!」 姫子「やああああああああっ」 パァンッ──── 姫子「えっ…」 看守「」ガクガク メスを持って突撃してきた姫子を恐れ、発砲。 それは見事に姫子の左胸を射貫き、暗闇の洞窟に鮮血を散らした。 ドサッ… 姫子「ごふっ」 思わず沸き出るモノを吐き出すと口いっぱいに血の味が溢れた。 姫子「あ…う…」 上手く喋れない、呼吸が出来ない。きっと肺を撃たれたのだろう。 姫子「(こんなあっさり終わっちゃうなんてね…私の人生)」 姫子「(人を使う為だけに近寄って…本当の友達なんて…私にいたのかな)」 姫子「(唯…暖かかったな……ごめんね…唯。ごめんね…ゆ…い…)」 ──────── ───── 私は憂の書いた字を眺めながら何時間もこうしていた。 アイスはすっかり溶け、辺りは霜が溶けて水浸しになっている。 あの事件の詳細は詳しく知らない。澪ちゃんが話してくれたけどまともに聞けなかった。 唯「憂……ういっ!」 紙を抱くようにして、ただひたすら泣いた。 神様、お願いします。私はどうなっても構いません…! アイスも二度と食べません! だから憂を…憂を… 唯「憂を返してください…!」 「お姉ちゃん…」 ───憂の、声がした。 幻聴だろうか。 私は辺りを見渡すと……そこに憂を見つけた。 憂「こんなに部屋汚して…。全くお姉ちゃんは」 唯「憂……?」 憂「…憂だよ」 唯「本当に…?」 憂「本当に」 唯「消えない…?」 憂「消えないよ」ニコッ 唯「憂……、憂っ!!!!!!!!」 私は無我夢中で憂に抱きついた。 唯「ほんとに憂だよね! りっちゃんとかの変装じゃないよね!?」 憂「むっ! お姉ちゃんは律さんと私を間違えるの?」 唯「……」ジーッ 憂「///」←見られて照れてる 唯「憂だっ! 間違いないよぉ!!! 憂いいいいいいいい」 憂「お姉ちゃん苦しいよぉ」 二人とも涙を流しながら抱き合う。 お互いの名前を何度も何度も呼び合い、そしてまた抱きしめる。 まるで自分の片身を体に戻すかのように抱き合った。 ───── 憂「和さんに…助けてもらったの。あの後私は熱で寝ていたってことになって…普通に独房に戻ったの」 唯「そうだったんだ…でもそれじゃあ…」 憂「うん…刑は執行されたよ。だからもう…アイスは二度と食べられないの…」 唯「憂……」 憂「大丈夫、私にはもっと大好きなお姉ちゃんがいるもん」 唯「憂…。あっ! そうだ! ちょっと待っててね憂!」 憂「?」 ────── ──── 律「もう二度とあんなことしちゃダメだぞ?」 女の子「ごめんなさ~い…」ポロポロ 律「わかってくれたらいいんだ。ほら行きな、お母さんが心配してるよ」 女の子「うん…」 トットットッ 律「結局真相はこんな呆気ないもんだったんだな…」 澪「ああ…。唯はアイスを当たり棒で交換しようとしてコンビニのレジに棒を置いた。それをあの子が落ちてると勘違いして持ってっいってしまった…。」 律「あぁ。こんな些細なことで…世界はこんなにも揺れるんだな」 澪「けどあの子を責めたって戻って来ないし罪は消えない。あの二人は一生をかけて罪を償っていくんだろうな…」 律「唯達なら大丈夫さ、あの二人なら…」 澪「そうだな。なんたって世界一の姉妹だもんな」 律「だな。これからどうする? アイスでも食べるか?」ニヤニヤ 澪「もうアイスはこりごりだよ~」 ─────── 紬「ばってん今日のお菓子のできばえはよかとよ?」 斎藤「どんこええできやなぁ! うまっちょうまっちょ」 紬父「なにやってるんだお前達…」 斎藤「はっ! あ、あの…」 紬父「わっちも混ぜんかいな!」 斎藤「なんとっ!?」 紬「おっとんも一緒にお菓子食べんよ食べんよ~♪」 ─────── ──── 梓「えっ…二階のトイレはよしと」 掃除係「もう仕事には慣れたかい?」 梓「はいっ! おかげさまで!」 掃除係「でも驚いたわぁ。短期の契約だったのにまさか続けてくれるなんて。ここ人がなかなか入らないから助かるわぁ」 梓「確かに怖いこともあるけど…ここにいるみんなも色々な理由があるんだなって。人の味方が変わった気がします、ここに来て」 掃除係「そうかぇ。あっ、診察室の電球代えといてくれんかねぇ」 梓「はいですっ! 行ってきます!」 掃除係「ほんとよう働く子やねぇ」 コンコン 和「はい、どうぞ」 梓「電球代えに来ました!」 和「助かるわ。ありがとう」 梓「はい! じゃあ早速!」 梓「よいしょっ! よいしょっ!」キュッキュッ 梓「おしまいと!」 梓「じゃあ次の仕事があるので!」 和「えぇ、ご苦労様。あっ、もうガムなんて詰めないでね?」 梓「にゃっ!(バレてた…?)」 和「あの姉妹に会ったらよろしく言っといてね」 梓「はい…です」 ──── 男の子A「はははっ! やっぱジャンプ面白っ」 男の子B「ばっかマガジンのが面白いだろJK」 純「こらああああー!」 男の子A「やべっ! 逃げろ!」 男の子B「うわ~!」 純「立ち読みはダメなんだからねーッ!」 純「全く…現行犯でしか捕まらないと思って…!」 純「あ~本ぐしゃぐしゃにして~もう~…」 純「さてと…お客さんもいなくなったし」 純はレジの椅子に座ると分厚い本を読み始めた。 純「後4990冊か~…先は長いや」 ───── 唯「ほら出来たよっ!」 憂「えっと……これ…かき氷?」 唯「そう! かき氷! これならアイスじゃないから食べられるでしょ!?」 憂「…うんっ! ありがとうお姉ちゃん♪」 唯「えへへ~///」 唯「どれだけ好きな食べ物でも、やっぱり一人じゃ美味しくないよね。 逆に隣に好きな人がいればなんだって美味しくなるんだって気づいたよ!」 私達忘れない、忘れられない、あの獄中での出来事。 罪は確かにこの胸に刻まれているのだから でも──── 憂「そうだね。お姉ちゃんと一緒なら、なんだって幸せだよ」 唯「ずっと一緒だよ、憂」 憂「うんっ!」 二人なら、きっと大丈夫 おしまい 戻る
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あ お大事に!!マイケルちゃ~んよ~w -- たなけん (2007-09-15 11 04 31) 回復したぜぃー。俺は絶対に逃げ切ってみせるんだよー。まホーンさんよ -- 不屈のTバック (2007-09-15 15 29 35) 名前 コメント
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憂「問題?」 姫子「そう、移動出来るのは一人までなのよ。今空いてるのは私の部屋だけなのよね」 唯「えぇ~…」 憂「…、お姉ちゃんを移してあげてください」 唯「憂!? 何いってるの!」 憂「大丈夫お姉ちゃん。私は一人でも大丈夫だから…ね?」 唯「憂…」 姫子「…(なるほどね)」 唯「なんとかならない姫ちゃん?」 姫子「う~ん…枠が空いたらいけるかもだけどねぇ…どうかしら」 唯「そっかぁ…」 憂「お姉ちゃん、私のことは気にしなくていいから…」 唯「ううん。憂も来ないと行かないよ! 私一人だけ行くなんて出来ないよ…私の為にこんなとこに来ることになったのに…これ以上迷惑かけられないよ」 憂「お姉ちゃん…」 姫子「(いいわぁ、最高。これは脱獄云々なしでも飼っちゃいたいわね)」 姫子「そういうことなら仕方ないわね…。まあ空きが出たらまた連絡するわ」 唯「お願いします」ペコリッ 憂「お願いします」ペコリ 一般収容施設─── 姫子「(さ~てと、誰に消えてもらうか…)」 純「姫子さん漫画読みに行きましょうよう!」 姫子「(純か…でもこの子は従順だし作業の班長でもあるし脱獄には何かと使えそうだしな…)」 佐々木「早く行きましょうよ」 姫子「(こいつでいっか)うん、行こうか…」 梓「お掃除するですよ~、トイレペーパーない人は申告してくださいです」 姫子「(何あの子可愛い…掃除バイトかぁ~残念)」 梓「(やっぱり唯先輩達はいないか…憂は何とかこっちに来るって言ってたけど大丈夫かな…)」 純「刑務所の中も案外悪くないですね~ジャンプ読み放題なんて!」 姫子「そう~? 最近じゃジャンプも落ち目じゃない? やっぱり私はヤングワロスが好きだわ」 佐々木「ちょっとトイレ」 純「行ってらっしゃ~い」 姫子「……」 純「姫子さんもトイレですか?」 姫子「ん~? ちょっとお水取りに行くだけよ。純の分もとってきてあげるわね」 純「ありがとうございます」ニコニコッ 姫子「(可愛いわねぇほんと)」 … 佐々木「…ふぅ」 手を洗い蛇口を閉める。きゅっきゅっと云ういい音がした後、顔を上げ鏡を見ると自分の顔以外にもう一つ映るものがあった。 佐々木「あ、姫(ry」 ぐしゃっ…… ────── おい、誰か呼べ!早くしろ! 梓「何事ですかね?」 掃除係「さあ…なにかねぇ」 看守「どいてどいて!」 看守が焦りながら独房に入る。 看守「これは酷いわね…」 梓も興味を惹かれたのか看守を避けるようにして独房の中を覗き込むと 梓「ひっ…ち、血だらけ…」 血だらけの女性がトイレに突っ伏すように倒れ込んでいた。 純「佐々木さん…!? 佐々木さん! 誰がこんなことを…」 姫子「あらまぁ…んふ」 梓「!?(この人…笑ってる…?)」 夜ご飯 唯「ハンバーグとか出ないのかな?」もぐもぐ 憂「出ないと思うよ」もぐもぐ 唯「姫ちゃん来ないね。というか一般収容施設の人ほとんどいないね。何かあったのかな」 憂「どうしたんだろうね…」 姫子「はあ…」 唯「あっ、姫ちゃん! こっちこっち~」 姫子「あぁ、唯に憂。参ったわ全く」 唯「どうしたの??」 姫子「何か喧嘩があったらしくてね…人が怪我しちゃって…」 憂「そうなんですか…?」 唯「怖いね憂…」 憂「うん…」 姫子「でもそのおかげ…って言い方も悪いわね。空きは出来たわ。ただ二人一緒の部屋って言うのは無理だから…」 唯「う~ん…どうしよっか憂?」 憂「(別々でも当初の予定通り一般収容施設には移れるなら…)」 憂「移動しよ、お姉ちゃん!」 唯「憂がそう言うならいいよ! 姫ちゃんよろしくね!」 姫子「おっけ。ただ今は色々あって禁固刑中だから注意してね。部屋はどうする? 私と一緒の部屋はどっちにする?」 唯「どうしよっか?」 憂「お姉ちゃん行きなよ。姫子さんなら安心してお姉ちゃんを任せられます!」 姫子「嬉しいこと言ってくれるわね」 唯「わかった! じゃあよろしくね姫ちゃん!」 姫子「うん、こちらこそよろしくね」 姫子「明日の朝には移動出来ると思うから、今日は狭いベッドで我慢してね。じゃあまた明日」 唯「またね~ばいば~い」 憂「(刑執行は明日の6時…間に合うかな…いや、間に合わす…必ず)」 一般収容施設 姫子「(来るのは唯ちゃんか~…まあいっか。妹の方が溺愛してるみたいだし問題はないでしょ。佐々木には悪いことしたわね、けどまあ一人やるのも二人やるのも変わらないよね)」 隣の独房 ベッドの上で体育座りをしたまま、俯いて動かない 純「佐々木さん…誰が…。決まってるよねそんなの…でも…」 純「やっぱり…怖いよ…こんなところ…いたくない…お母さん」 特別収容施設─── 唯「…憂、起きてる?」 憂「うん…なぁにお姉ちゃん?」 唯「明日から別々になっちゃうね…」 憂「……うん」 唯「本当によかったの?」 憂「お姉ちゃんを出すためだから…」 唯「憂はいっつもお姉ちゃんお姉ちゃんって…嬉しいけど…辛いよ…私にも憂のこと、心配させてよ…頼ってよ…」 憂「お姉ちゃん…ありがとう。(でも…もう私は…)」 それ以上憂は語らず、ただ寄り添い合って眠った。 憂「(いつかまたここではないどこかで、一緒に眠れたらいいな…)」 運命の朝──── 看守「平沢唯、憂、出ろ。一般収容施設に移動する。ついてこい」 唯「(やったね憂♪)」 憂「(うん♪)」 頑丈な扉を抜け一般収容施設に入る。 一階、二階に何個もの独房がある。今は自由時間のはずなのに扉は完璧に閉まっていた。 看守「平沢唯、お前はここだ。良かったな、可愛がってもらえよ」 唯「?」 姫子「ふふ、いらっしゃい唯ちゃん…」 看守「平沢憂、お前はこっちだ。仲良くしなよ」 憂「えっと…平沢憂です…これからよろしくね」 純「……鈴木純…よろしく」 憂「じゃあ純ちゃんって呼んでいい?」 純「……好きにして」 特別収容施設の服から一般収容施設の服に着替える唯。 姫子「唯ちゃんって結構着痩せするタイプ~?」ジロジロ 唯「そ、そんなジロジロ見ないでよぅ…恥ずかしいよぉ///」 姫子「うふふ…可愛い」 姫子はゆっくり唯に近づくと胸をまさぐり始めた。 唯「あっ…もぅ…くすぐったいよぅ」 姫子「(この反応…もしかして処女かしら。大当たりねほんと)」 そのままブラの奥にスルリと手を滑り込ませる姫子。 唯「やぁん…」 姫子「ふふ…」 首筋を舐め回す様にキスをしていきながら指で乳首を転がす。 そしてとうとう姫子の手が唯の… 唯「やめっ…」 看守「朝飯だ! 早く出ろ! 禁固中だから並んで行ってもらう! いいな!」 さっと手を引き出ていく姫子。 姫子「な~んてね。早く着替えなよ唯ちゃん」 唯「もう~…」フンス 憂「純ちゃんって私と同い年ぐらいかな?」 純「今年17だからそうだね…」 唯「あっ、う…」 姫子「唯~早く~」 唯「……うん、今いく」 食堂─── 姫子「でさ~……おかしいでしょ~?」 唯「あはは…」チラッ 純「…」パクパク 憂「純ちゃんお魚好きなの? 私のもいる?」 純「……もらう」 憂「はい♪」 純「///」 唯「(憂は仲良くしてるみたいだね……良かった)」 姫子「ねぇ唯ってばぁ!」 唯「あ、う~ん聞いてるよぉ」 憂「(刑は午後6時…やっぱり時間が足りない…何とか伸ばせないかな…) 純「憂、憂ってば」 憂「ん? なぁに純ちゃん」 純「この後作業があるから。特別収容施設じゃやらなかったと思うけどこっちじゃやってもらうことになる。私の班に入ってもらうからついてきてね」 憂「うん。わかったよ純ちゃん♪」ニコニコッ 純「(可愛い…)」 隣の独房─── 唯「やめてよ姫ちゃ…ぁんっ…」 クチュクチュ… 姫子「何よもうこんなに濡らしてるくせに…唯、キスしよ」 唯「い、いや…」 ぬちゃりと絡み付く濃厚なキスをされる唯。 唯「ん……」ポー… 姫子「んふふ…」 ────── 澪「律、準備は?」 律「完璧ぃ。そっちは?」 紬「えぇ。何とか贈り物は憂ちゃんに届けられたわ」 澪「こっちも裏は取れた…。後は…」 三人は高い、高い、桜ヶ丘刑務所の壁を見据える。 律「この壁は…私達全員で突破する」 紬「梓ちゃんは?」 澪「まだ中だよ。一番の功労者は梓だな」 律「何いってんだよ、憂ちゃん…だろ…」 澪「……無事かなみんな」 ────── 看守「平沢憂、届けものだ。サインしろ」 憂「はい…」 純「何々?」 憂「そんな大したものじゃないよ」 純「汗ひき様のスプレーに…ガムに…手紙?」 憂は素早く手紙に目を通す 憂「じゃあ作業いこっか、純ちゃん」 純「ん? うん」 純「姫子さ~ん作業行きますよ~」 姫子「あらもうそんな時間? せっかくいいところだったのに、ねぇ唯ちゃん?」 唯「はぁ…はぁ…んっはぁ…」 憂「お姉ちゃん汗いっぱいかいてるよ? 汗ひきようのスプレーあるから使う?」 唯「ん~ん…大丈夫」 看守「さっさとしろ。終わったら定期検診だからな」 純「作業、と言っても簡単です! ここで空き缶のプルたぶをとって分類するだけどね」 憂「(一般収容施設を出て外の小屋にあるんだ…ここは昔…)」 姫子「姫子地味な作業苦手なのよね~…唯ちゃん私の代わりにやってよ」 唯「えっ…」 憂「!?」 姫子「な~んて嘘よ嘘。純~やっといて。私寝てるから」 純「はい…」 憂「純ちゃん…いいの?」 純「私の昔のあだ名じみちゃんだったから…こういうの得意なんだ!」 憂「純ちゃん…」 唯「三人でやればすぐだよ!」 憂「お姉ちゃん…」 純「うんっ」 姫子「~zzz」 診断室─── 看守「お前達が最後だ。早く済ませろよ」 姫子「は~い」 和「じゃあ服を脱いで」 憂「」クチャクチャ 唯「憂なに食べてるのー?」 憂「ん~? ガムだよお姉ちゃん」 唯「あっいいないいなぁ! 私にもちょうだい!」 憂「はいお姉ちゃん♪」 唯「えへへやったぁ♪ 」クチャクチャプクー 純「あ~っ!私にもちょうだいよ!」 和「静かにしなさい」 唯「は~い」 和「……」 唯「お願いします!」 和「はい」 唯「……、……、冷ちッ!」 和「あ、ごめんなさいね。はぁ~はぁ~」 和は聴診器を息で温めると再び唯のお腹につける。 和「これでどうかしら?」 唯「冷たくないよ! ありがとう先生!」ニコニコッ 和「……//」 憂「……」 ────── 純「あ~恥ずかしい恥ずかしい。早く帰ろっと。じゃあ先行ってるね憂」 憂「うん」 和「最後はあなたね」 憂「あの…先生」 和「真鍋和よ。どうしたの?」 憂「私、和先生が二番目に診察した人の妹なんです」 和「えぇと…平沢憂ちゃんね。さっきのが平沢唯ちゃん」 憂「はい…」 憂「実はお姉ちゃん今日熱があって…だから刑の執行を伸ばしてくれる様言ってくれませんか?」 和「熱? さっきはそんな風に見えなかったけれど…」 憂「和さん…さっきお姉ちゃんを診察した時に熱くありませんでしたか?」 和「熱く…? ん~…確かに何だかこうモヤモヤしたわね…」 憂「お姉ちゃんが熱だからですよ!」 和「う~ん…そうなのかしら」 憂「(やっぱりお姉ちゃんの可愛さは大地を揺るがすだよね! 和さんもお姉ちゃんの魅力やられちゃってるみたい)」 和「確か無期アイス懲役よね? 確かにそれだと熱があると困るわね…暴れるかもしれないし」 憂「はい…」 和「わかったわ。何とか言ってみるわね」 憂「ありがとうございます! じゃあ」クチャクチャ… バタンッ 憂はガムを包み紙に包み、廊下にポイ捨てする。 ブロロロ… 梓「……(あったこれか)」 梓はその包まれたガム拾いあげる。 梓「こんにちは~、ゴミ回収に来ました~」 和「あらご苦労様」 梓「忙しそうですね」 和「うん、ちょっとね色々あってね」 梓「(順調ってことか…)」 梓「じゃあゴミ回収しますね」 梓はゴミを回収し、診察室を出ていく、時─── 梓「(今だッ!)」 さっき憂が噛んでいたガムを包み紙から引き剥がし、ドアの鍵ポケットにそれをねじ込んだ。 それを更にちょうどに収まる厚紙を嵌め込み出ていく。 旧式のドアで鍵をかけると鉄板が木の溝にハマり鍵がかかるというものだがその木の溝に梓はガムと厚紙を入れたのだ。 梓「(上手くいった…!)」 梓「(後は憂の仕事だからね…頑張って)」 ───── 律「そろそろ夜6時…もし刑期執行場所に明かりがつけば…」 澪「失敗だ。唯は二度とアイスを食べられなくなり廃人同然で釈放される…」 紬「(……なんでアイスを食べられなくなるのかしら?)」 時刻は間も無く午後6時を迎えようとしていた。 3
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看守「平沢唯、出ろ」 唯「ほえ?」 姫子「ん?」 ガラガラガラ… 看守「どんな人生だろうな…一番好きなものを奪われたまま生きるってのは」 唯「…」 看守「こい、刑執行だ」 姫子「まさか…そんな早く!? 唯…!」 唯「すぐ戻ってくるよぅ姫ちゃん」 姫子「(アイス強奪の刑がどれだけ重いか知らないのね…唯。さようなら…大好きだったよ唯。色々な意味で)」 タッタッタ… 憂「……」 唯「あ、憂ぃ。ちょっと行ってるね!」 憂「えっ…あ、うん。気を付けてねお姉ちゃん!」 純「憂…辛くない?」 憂「う…お姉ちゃんはあんまりアイス好きじゃないから大丈夫!」 純「えっ…そうなの? なのにアイス強奪なんて…?」 憂「人生色々あるんだよ純ちゃん」 純「??」 ───── 看守「座れ。これを着ろ」 看守は暑そうな服を唯に渡す。 唯「う~暑いぃ~」 看守「これからもっと暑くなるんだ、我慢しろ」 唯「……」 暑い服に着替えさせられた後、椅子に手足を縛られ座らされる。 看守「(何度見ても心が痛むな……)」 唯「(和さんは間に合わなかったのかな…)」 唯「(無期アイス懲役の刑ってどうやるだろ…二度とアイスを舐められないように舌でも引っこ抜かれるのかな…)」 唯「(だとしたらやだな…そうしたらもうお姉ちゃんと…)」 看守「始めるぞ! アイス投入後、全開にしろ!」 ──── 澪「律! あれ!」 律「くっ…駄目だったか…っ! すまない唯…私達が不甲斐ないばっかりにっ…」 紬「うぅ…唯ちゃん…」 ──── いよいよ刑執行の時っ…! 唯「暑い…」 部屋の中は暖房により極限まで暖められ、そして目の前にはアイスが…! 唯「アイスだ……暑い…食べたい…」 でも食べられないっ…! 決してっ…! 唯「アイス~…溶けちゃう…」 看守「うっ…」 看守「吐くならあっちでね…」 唯「アイス~…(確かに食べたくなるけどこれで無期アイス懲役になるのかな…?)」 唯「(でも…この暑さは…どうにかなっちゃいそう…)」 唯「誰か…たすけ…」 唯「(お姉ちゃん…)」 和「ストップよ! 今すぐ暖房を止めて!」 看守「先生どうしましたか?」 和「今の受刑者は熱があるの! 急いで出して! 命に関わるわよッ!」 看守「なんてこと! 急いで出せ! 早くしろ!」 唯「……うぅ…」 和「大丈夫? しっかり! 遅くなってごめんね。色々手続きがあって」 唯「ありがとう…ござい…」バタンッ 和「唯ちゃん!? 医務室運びます! 手伝って!」 ──── 律「動いたっ!」 律が遠くを眺める様な姿勢からそう告げる。 澪「予定よりだいぶ終わるのが早いな…」 梓「先輩~!」 紬「梓ちゃん! 今バイト終わったの?」 梓「はい! それより朗報です! 刑の執行が延びました! さっき医務室の前で聞いたから間違いないですっ!」 律「よぅしーこれで作戦は継続だ! みんな準備にとりかかってくれ!」 澪「憂ちゃん…!」 紬「梓ちゃんもお疲れ様」 梓「はいっ! 後は憂に任せましょう…憂ならきっとやってくれますよ!」 紬「そうね…」 律「後もう少しだ! みんな頑張ろうぜ!」 澪紬梓「おーっ!」 テンッテンテン ──── 唯「ん……ここは…涼しい…」 和「あ、起きた? ベッドがあってクーラーがある部屋なんてここじゃここぐらいだからね。気分はどう? 憂ちゃん」 憂「はい。ずいぶんよくなり…ってえっ!?」 和「胸の大きさでバレバレよ」 憂「あ、あの…このことは…」 和「いいわ、内緒にしといてあげる」 憂「ありがとうございますっ!」 和「でも結局二人とも受刑しなきゃならないのに…」 憂「うっ…」 和「どうしてそんなことしたのかしら…」 憂「えっと…その…」 和「まさか脱獄…なんて…そんなわけないわよね?」 憂「そ、そっ、んなことするわけないじゃないですかっ! 第一したくても出来ませんよ…こんな完璧な牢獄じゃ…」 和「それもそうね。もし出来る人がいたら…それはロジャー・バートレットぐらいかしらね」 和「熱もあまり高くないし、もう帰っていいわよ」 憂「はい、ありがとうございました」 和「あんまり無茶しちゃ駄目よ…あなたもお姉さんも」ボソッ 憂「?」 和「何でもないわ、なんでも」 ──── 看守「よし入れ。運が良かったみたいだな平沢」 唯「おかげさまで」ニコッ 憂「あっう…お姉ちゃん! 無事だったんだね! 良かったぁ…」 唯「いい子にしてた憂?」 憂「ぶー子供扱いしてっ」 唯「ごめんごめん」 姫子「(あれ…何か違和感が…)」 純「お姉ちゃん帰ってきて良かったね憂」 憂「うんっ! 純ちゃんも心配してくれてありがとねっ!」ニコニコッ 純「うぅ…(可愛いけど何か違う…)」 唯「(後は夜を待って脱出するだけ…ピースは全て収まった)」 テンッテンテン─── 夜─── 姫子「じゃあ寝よっか~…」 姫子はいつも通りといわんばかりに上のベッドによじ登る。 唯「あっ、あの…ね、姫ちゃん」 姫子「ん~なぁにかしこまっちゃって?」 唯「私上がいいなぁ~。ダメ?」 姫子「え~トランプで決めたじゃん」 唯「そ、そうだけど…上じゃないと眠れなくて…」 姫子「……じゃあ一緒に寝よっか?」 唯「えぇっ!?」 姫子「冗談よ。こんな狭いベッドで二人も入ったらキツくて寝れないわ。しょうがない、今日は特別譲ってあげる」 唯「ありがとう姫ちゃんっ!」 看守「消灯だ! 消灯!」 電気が落とされ真っ暗闇の世界と化す一般収容施設。 唯「(ようやく…来た…この時が)」 ガサゴソ… 唯「確かこの辺り…」 ガタンッ… 唯「(やった…! やっぱり改装しても直してなかったんだ…!)」 天井の一部が外側に開く。そこから顔を覗かすと屋根裏のような何もない空間に出る。 唯はそこをよじ登ると静かに蓋を閉めた。 姫子「……」 ───── 憂「純ちゃんはさ。外に出たくないの?」 純「そりゃあ出たいよ。出れるんだったらさ。出て…ちゃんと学校行って…やり直したい」 憂「後悔してる? 自分のやったこと」 純「うん…二度と立ち読みなんてしないよ」 憂「なら一緒に行こう純ちゃん!」 純「行くってどこに…?」 コンコン… 憂「憂遅かったね~」 唯「うんしょっ…と…。こっちも開いてて良かった。」 純「ちょ、どこから来てるのよ! それに憂? 唯? あれ??」 唯「憂の真似は難しいね~」 憂「上手だったよお姉ちゃん♪」 唯「そうかなぁ~」エヘヘッ 純「い、入れ替わってたの!? いつの間に!?」 憂「定期検診が終わった後に看守さん用のトイレ使わせてもらっててその時に…ね」 唯「さっきはほんとにありがと憂。大丈夫だった?」 憂「うん大丈夫っ。それより早く行こうお姉ちゃん! 外でみんな待ってるよ!」 唯「そうだったそうだった! ささ、純ちゃんも早く登った登った!」 純「えっ、ちょっと待ってよ! ほんとに脱獄するつもり!? 出来ると思ってるの!?」 憂「出来るよ…必ず」 純「なんでそんなことが言えるのさっ! 憂はここの地図でも持ってるわけ!?」 憂「あるよ…地図」 純「どこに?!」 憂「私の頭の中に…ね」 テンッテンテン─── 純「頭の中って…」 憂「私はここの設計図を暗記して来たの」 純「暗記ねぇ…」 憂「時間がない! お姉ちゃん、先に行って!」 唯「う、うん。純ちゃん…」 純「私は…行かないよ! 見つかってまた罪が重くなったらもうやり直せない…」 憂「純ちゃんの好きなようにして。ただ…立ち読みの罪はここで文学書5000冊読まないと出れない。純ちゃん今まで何冊読んだの?」 純「うっ………5冊」 憂「それだといつ出られるかわからないよ?」 純「ジャンプとマガジンとサンデーが入るならもう出てるのにぃ!」 憂「それに純ちゃんはもう十分反省したと思うの…」 純「憂…」 憂「じゃあ私達は行くから」 唯「ばいばい純ちゃん…」 純「う~…」 二人は屋根裏に登ると、二人揃って顔を出し。 唯 憂「じゃあね…純ちゃん」 純「ああもうわかったよ! 行けばいいんでしょ行けば!」 唯「さすが純ちゃん!」 憂「暗いから気を付けてねお姉ちゃん」 ボフッ 純「あっ、ごめん誰かのお尻に…」 唯「純ちゃんのえっち!」 純「うっすらとしか見えないんだから仕方な…」 ボフッ 憂「きゃっ」 純「なるほど、こっちが憂でさっきのが唯さんね。覚え(ry」 憂「なくていいよっ!」 純「で、脱出プランは?」ヨチヨチ 憂「このまま診察室の近くまで行ってそこから降りて診察室の窓を破って外に出るの」ヨチヨチ 純「このまま診察に行けばいいんじゃないの?」ヨチヨチ 憂「あの辺りはもう全部新しくされてるから屋根裏は繋がってないの。だから降りて行かないと」ヨチヨチ 唯「純ちゃんさっきからお尻触りすぎだよぉ…」 純「えっ、私触ってないですよ?」 唯「じゃあ誰が…」 姫子「唯のお尻ってほんと安産型よね~いいわぁ」 唯「ひ、姫ちゃん!? いつの間に!?」 姫子「置いてくなんて酷いじゃない唯」 姫子「私とあなたの仲でしょ?」 唯「えぇと…うん…」 純「っ……」 姫子「まああなたが良くても妹さんが嫌がってたのなら仕方ないわね…、ねぇ憂ちゃん。さっきはベッド譲ってあげたのに酷いじゃない」 憂「…どうしてわかったんですか?」 姫子「簡単よ。私と唯はベッドを賭けてトランプなんてしてないもの」 憂「……」 姫子「そんな怖い顔しないでよ~見えないけど♪ 」 姫子「ここまで来たらみんな運命共同体よ! 脱獄目指して頑張りましょう?」 唯「憂…姫ちゃん悪い人じゃないから…ちょっとえっちさんだけで…」 憂「(それが駄目なのっ!)」 姫子「そんなこと言って~ほんとは触って欲しい癖にっ」 唯「あっ…やめてよぉ姫ちゃ…ん…」 憂「わかりました。けど条件があります」 姫子「何々?」 憂「今後一切姉には触らないでください。それが約束出来るならいいですよ」 姫子「あれ? 嫌われちゃったかしら? 」 唯「憂…」 姫子「まあいいわ。けど唯から触って~って言った場合はノーカウントね!」 唯「言わないよぉ」 姫子「あら寂しい」 憂「」ギリッ 純「……」 四人になった脱獄犯達は診察室に向かうのだった……。 姫子「結構入り組んでるわね…道は大丈夫なの?」 憂「話しかけないでください、気が散ります」 姫子「あらあら…」 憂「もうすぐつきます…普段この辺りに看守はいませんが巡回してる場合もあります。気をつけてください」 ─── 憂「つきました。ここです…」 純「誰から降りる?」 憂「私から降りるね。合図したらみんなも降りてきて」 一同は暗闇の中こくりと頷くと憂は排気口を開け、ゆっくりと通路を確認し、誰も居ないことを確認してから降り立った。 この時点で見つかれば終わり…一生この檻の中で過ごす事になる 憂「…」キョロキョロ コンコン 憂の合図を聞きみんな通路に降りる。 姫子「あれ…ここって…診察室じゃないじゃない」 憂「屋根裏ルートじゃ進めるのはここまでです。みんなついて来て、こっち」 憂が身を屈めながら進むのをみんな真似しながらついていく。 先に進んで行くと前に錠前がついた格子の扉が見えてくる。 姫子「って鍵閉まってんじゃない! しかもこんな丈夫そうなやつが!」 憂「静かにしてください。看守にバレたらどうするんですか」 純「憂…どうするの?」 憂「純ちゃん、錠前なんてね、ある道具があればお豆腐より柔らかいもなんだから♪」 唯「どういうこと~憂?」 憂「まあ見ててよお姉ちゃん♪」 憂はスプレーを取り出すとそれを逆さにし、錠前にスプレーをかけ始めた。 するとみるみる錠前が凍っていく。 憂「じゃあ純ちゃん、軽く蹴ってみてくれない?」 純「えっ…いいけど」 純「せ~の…てやっ!」 ガシャンッ 純「わ~ぉ」 唯「純ちゃん凄いね!」 姫子「殺人キックだわ…」 純「えっへん! じゃなくて! どんな魔法使ったのさ憂!?」 憂「う~ん…簡単に言うとこういうスプレーって冷たいでしょ? で、より冷たいのは下にたまってるの。だから逆さまで吹き掛けることによってすご~い冷たいのがぶしゅ~って!」 純「憂もあんまりわかんないんだね!」 憂「そうなんだぁ」テヘヘ 一同は扉を抜け、診察室の前と辿り着いた。 ガチャガチャ 姫子「閉まってるわね、鍵あるの?」 憂「なくても大丈夫です」 純「また憂のとんでもマジックショー?」 憂「これは私だけじゃない…みんなの想いが導いてくれた道…」 憂「行きます…」 4
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アメコミヒーロードラマ『ARROW/アロー』のスピンオフ・ドラマとして米CWで放送が始まる『The Flash』。その本作にて、『プリズン・ブレイク』でマイケル役を演じたウェントワース・ミラーが悪役を演じることは7月にお伝えした。それに引き続き、マイケルの兄リンカーンを演じたドミニク・パーセルも、『The Flash』で悪役を演じることになった。The Hollywood Reporterが伝えた。 『The Flash』は、深紅のスーツを身にまとい、超高速で移動できるヒーロー、ザ・フラッシュの活躍を描くドラマ。『ARROW』シーズン2に登場した青年バリー・アレンを主人公にすえたスピンオフ作品だ。『Glee』でセバスチャン役を演じたグラント・ガスティンが、バリー(ザ・フラッシュ)を演じる。 本作で、ドミニクが演じるのは、ミック・ローリー、別名「ヒートウェイブ」という放火魔。ウェントワースが演じるレオナード・スナート、別名「キャプテン・コールド」とともに、ザ・フラッシュに敵対するチームを組む。『プリズンブレイク DVD』がアメリカで2009年に幕を閉じて以来、ウェントワースとドミニクが共演を果たすのは、今回が初めてのことだ。 このほか、『プリズン・ブレイク』でティーバッグ役を演じたロバート・ネッパーも、「クロックキング」という悪役で、『ARROW』に引き続き『The Flash』第7話に出演。『プリズン・ブレイク』ファンには嬉しいキャスティングが続くことになる。 『The Flash』は、米CWで10月7日(火)に放送スタート。まずウェントワースが第4話に出演したのち、第10話でドミニクとの共演が実現するということだ。
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おまちください
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Character Card WIZ-DOM スカラー/アスリート 1/(1)/1 ▼/シールド/チャージ1 No.2559 Rarity C Illustrator COMTA Expansion 修行者の魂 カード考察
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◆『テイルズオブ ザ ヒーローズ ツインブレイヴ』 プラットフォーム:PSP 発売日:2012年2月23日発売予定 価格:UMD通常版:6,280円 ダウンロード通常版:5,650円 限定版:9,980円 ジャンル:アクション ◆公式サイト http //tb.namco-ch.net/ ◆連動サイト http //my.bnfes.jp/tales/specialTohtb.php ◆体験版 http //tb.namco-ch.net/trial/ ▲テーマソング 価格:2,500円(税込) 収録曲 1.SHINE(オープニングテーマ) 2.NEW DAYS(エンディングテーマ) 3.Brave(インスト曲) 4.スペシャルミニドラマ(オリジナル書き下ろし脚本+過去テイルズBGM収録) FUNKISTツアー先行案内封入 PSP『テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイヴ』対応の武器「ベルセリオス(リオン専用)」がダウンロードできるシリアルコード封入 PSP用オリジナル・クリーニングクロス付属 ◆テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイヴ PSP版 絆を紡ぐ書 (Vジャンプブックス) オリジナル特典、【秘奥義着ボイス】 【魔剣ネビリム】をゲット! ピンポイント解説 マップで攻略もバッチリ!! 本書でしか入手できない2大特典! 「秘奥義着ボイス」 「魔剣ネビリム」DL用のシリアルコードつき! 【秘奥義着ボイス】 スタン役・関智一さん、リオン役・緑川光さん、ユーリ役・鳥海浩輔さん、フレン役・宮野真守さん、ジュード役・代永翼さん、ミラ役・沢城みゆきさんが熱演した、秘奥義のボイスを着ボイスとしてダウンロードできるぞ! ※ダウンロード有効期限2012年8月23日0時 ※iPhone、スマートフォン、PHS、一部の携帯電話ではご利用になれません。 【ロイド専用武器・魔剣ネビリム】 ロイドの武器・魔剣ネビリムがショップに並ぶようになるぞ! ※ダウンロード有効期限2012年5月23日0時 ※「バナフェス!タウン」バンダイナムコIDの取得が必要です。 ●出演声優陣へのアンケートを収録!! 巻末には、秘奥義着ボイスに登場した6人の声優さんたちへのスペシャルアンケートを収録しているぞ! 『テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイヴ』に関する、様々なエピソードが読めちゃう!